円成寺(岩戸妙見) 秋山自雲霊神 秋山自雲居士を祀る。
◎持田ノ眼◎ 秋山自雲は、痔疾に悩み、 遂には日蓮宗寺院において出家したものの、 痔は完治すること無く、延享元(1774)年に、江戸で没する。 その臨終間際に、自雲は、死後、 痔で悩む人々を救うことを言い残した。 それ以来、痔で悩む人々から篤い崇拝を集め、 現在も多くの人が参拝に訪れる。 なお、自雲を祀るところは、ここ以外にも洛中には8箇所あり、 江戸時代には、秋山自雲に対する人々の信仰が、 多大なものであったことがわかる。