常照寺 帯塚 昭和44(1969)年5月、建立。
◎持田ノ眼◎ 山門を入って右手に位置する。 帯塚は、帯への供養と感謝を行なう目的で建立されたもので、 利用された石材は、吉野川から運ばれ総重量6トンを誇る。 5月第2日曜には、この帯塚で「帯供養」が実施される。 このように、帯塚として、帯を祈りの対照する塚は、 日本でもここだけとされている。 帯塚は、石だけでなく石の様子に注目したい。 その様子は、そのまま常照寺を取り巻く風景を、 凝縮して取り込んだ設計となっている。 また、帯塚の傍らには「小直衣像」が建っている。