清涼寺 多宝塔 方三間。 重層。 元禄16(1703)年、建立。
◎持田ノ眼◎ 本堂前に位置する。 元禄13(1700)年に、本尊釈迦如来立像が、 江戸で出開帳を行なった際に、江戸の人々が浄財を寄進した。 その寄進を基にして、この多宝塔は建立された。 江戸と言う町の経済力と、 そこに住まう人々の心が伝わって来る。 元禄文化花盛りの江戸の残り香とも言うべき建物である。