興福寺 三重塔(国宝) 本瓦葺。 方三間。 鎌倉時代に再建されたもの。
◎持田ノ眼◎ 境内南側に位置する。 興福寺の三重塔は、平安時代、 康治2(1143)年、皇嘉門院の発願で、 待賢門院が建立したことに始まる。 その後、治承4(1180)年に焼失し、 鎌倉時代に再建されたと考えられている。 以後、戦国時代の天文19(1550)年、 江戸時代中に数回、そして、明治時代に、 それぞれ修理された記録が残されている。 この三重塔の建築様式は、和様であり、 和様ならではの優美さを伝える姿は、 とても美しい。