長楽寺 建礼門院供養塔 十三重石塔。
◎持田ノ眼◎ 本堂の脇に位置する。 平清盛の娘で、高倉天皇中宮であった建礼門院の供養塔。 「髪塔」、「落飾塔」とも呼ばれ、 高倉天皇崩御後に出家した建礼門院の髪が 納められていると伝えられる。 この塔は、江戸時代に建立されたものである。 供養塔の姿は、十三重でありながら、 とても繊細な造りであって、その流麗なラインからは、 栄光と悲劇の人生を過ごした建礼門院の姿を 髣髴とさせるものがある。