天龍寺 大方丈 入母屋造。 桟瓦葺。 明治32(1899)年、建立。
◎持田ノ眼◎ 天龍寺最大の建物。 この大方丈から望む曹源池の景観は、 京都を代表する景色のひとつとして著名である。 平安時代に作られた釈迦如来坐像が 安置されている。 この天龍寺の大方丈は、その周囲を、 東、南、西と回って拝観することが出来る。 他の寺院では、内部を拝観出来ても、 なかなか建物自体を見ることは出来ないことであり、 明治の建築物とは言え、禅宗様式の建物の外観を、 間近で味わえる貴重な存在である。