鞍馬寺 義経背比べ石 鞍馬山山中にある立石。
◎持田ノ眼◎ 源義経が、まだ牛若丸と名乗っていた頃、 鞍馬山山中の修行途中に背比べをした、と伝えられる石。 幼くして、孤独の中に置かれた義経は、 「打倒平家」の思いを、その胸の奥に秘めて、 鞍馬での厳しい修行の日々を耐え忍びながら、 この石より背丈が高くなって立派な若者になれる日が早く来ることを 待っていた。 そんな義経の思いが、時空を超えて、 伝わって来る石である。