清涼寺 梵鐘 文明16(1484)年、鋳造。
◎持田ノ眼◎ 「五台晨鐘」、「清涼晩鐘」と呼ばれて、 嵯峨野では有名な鐘である。 境内、西側に位置する。 その鋳造に当たり、 足利義政、日野富子らを始め、 多くの人々が寄進した鐘で、室町時代を代表する梵鐘。 あまり目立たないが、 『応仁文明の乱』後に作られ、 以後、嵯峨野の歴史と共にあった姿は、 とても荘厳である。