清水寺 経堂(重要文化財) 五間四間。 入母屋造。 本瓦葺。
◎持田ノ眼◎ 三重塔の東側に位置する。 外観は、開山堂と同じく、 南面、東面、西面の三方が、 蔀戸となっていて、王朝風の気品を漂わせている。 内部の須弥壇には、 釈迦三尊像が安置され、 鏡天井には龍が描かれており、 禅宗様式の趣を感じさせる。 境内では目立たないが、通好みの味わいある建物である。 この経堂を始め、開山堂、三重塔が並ぶ箇所は、 午前の早い時間には朝日に照らされ、 午後の夕刻には夕日に照らされ、 それぞれ美しさが一際映える。