禅林寺(永観堂) 多宝塔 昭和3(1928)年、建立。
◎持田ノ眼◎ 境内の最高部に位置する。 昭和初期に寄進されたもので、 内部には、万霊香、百万名号が納められている。 多宝塔としては珍しく相輪上部に、 水煙が用いられているのが、 この塔の特徴とされる。 禅林寺(永観堂)の建物群が水平だけでなく、 この多宝塔の存在によって、上下に拡がりを持つことになり、 訪れるものに、境内の空間の大きさを 感じさせる存在となっている。