京都御所 皇后宮御常御殿 江戸時代、寛政年間に造営。
◎持田ノ眼◎ 京都御所の北側に位置する。 寛政年間の内裏造営で建てられた。 この皇后宮御常御殿は、その名の通り、 皇后が日常生活を過ごすための建物である。 建物からは気品に満ちた香りと精錬された美しさを感じる。 桓武天皇が、長岡宮や平安宮において、 築き上げた「後宮」の系譜を、今日に、 引き継ぐ存在と言える。 毎年行なわれる春と秋の一般公開では、公開されておらず、 平成17(2005)年度の一般公開の際に順路が拡大される形で、 特別に公開された。