大原 五輪石塔 鎌倉時代。
◎持田ノ眼◎ 弘安9(1286)年の銘の入った石塔。 三千院の前の魚山橋を南に下がったところに位置する。 隣にあるのは、目視では、 少しわかりにくくなってはいるが、 その表面に観音像が線刻された石仏で、 こちらには永正6(1509)年の 銘が入っている。 余程用心して探さないと、 見落としてしまう可能性が高いが、 五重石塔も石仏も、どちらも大原の信仰の歴史を 見続けて来たものだけに、 是非とも見ておきたい。