仁和寺 御影堂(重要文化財) 五間五間。 宝形造。 檜皮葺。 建暦元(1211)年、建立。 現在のものは、江戸時代に再建されたもの。
◎持田ノ眼◎ 「祖師堂」とも呼ばれる。 仁王門から進むと境内の一番西奥に位置する。 元は京都御所の清涼殿として 使用されていた建材で建てられた建物で、 寛永18(1641)年に内裏が造営された際に、 慶長期に建れられた清涼殿の建材が下賜されたもの。 前面には蔀戸、側面には舞良戸に板扉が備えられ、 王朝風の気品が漂う。 弘法大師(空海)像、宇多法皇像、性信法親王像が、 安置されている。 BR> 仁王門から境内に入り、そのまま直進し、中門を抜け、 金堂を経て、この御影堂へと巡ると、 他の寺院にはない清清しさを 心に感じる。