教王護国寺(東寺) 大師堂(西院御影堂)(国宝) 七間八間。 入母屋造。 桧皮葺。 康暦元(1379)年12月4日、焼失。 康暦2(1380)年、後堂再建。 明徳元(1390)、前堂再建。
◎持田ノ眼◎ 境内西側に位置する。 建物は、前堂、中門、後堂で構成されており、 内部には、弘法大師尊像、不動明王像を安置している。 弘法大師(空海)の住まい、即ち、住房と、 伝えられる建物である。 この建物の大きな特徴は、 東西南北あらゆる方角から見ても、 全てその形が違っていることにある。 大師堂が持つ様々な「顔」に見とれてしまう。 加えて寝殿造の外観は、優美であり、 この大師堂の周囲を何度も周回しながら、 眺めれば眺めるほど、その魅力が 感じられる。