広隆寺 霊宝殿 昭和58(1983)年、完成。
◎持田ノ眼◎ 境内の一番奥まった場所に位置する。 国宝として有名な弥勒菩薩半跏思惟像や、 同じく国宝の弥勒菩薩半跏像、十二神将立像、 他にも多くの重要文化財の仏像が、 一度に見渡せる範囲に居並ぶ様子は、 まさに圧巻である。 日本史、日本文化史が凝縮された空間である。 「日本の宝」を目の前に出来る 貴重な存在である。 観光シーズンになると非常に混雑し、 また喧騒で溢れかえる。 出来ればオフシーズンの静かな中で、 仏像の一体一体と会話するかのように、 拝観することをお勧めしたい。