東福寺 庫裡 単層。 切妻造。 本瓦葺。 明治14(1881)年、焼失。 明治42(1909)年、上棟。
◎持田ノ眼◎ 東福寺は、 明治14(1881)年の火災によって、 法堂、仏殿、そして庫裡等を焼失する。 以後、一連の堂宇の復興が進められる中で、 この庫裡も再建されたものである。 明治期に再建されたものも言っても、既に、 建立から100年近く経っている。 唐破風が印象的である。 白壁の中を走る柱のラインと、 大きな屋根とのハーモニーが 何とも美しい。