宝積寺(宝寺) 小槌宮
宝積寺(宝寺) 小槌宮
「小槌宮大黒天堂」、「大黒天堂」とも
呼ばれる。
◎持田ノ眼◎
聖武天皇が皇太子の頃、
夢の中で龍神から授かったと言われる
「打出」と「小槌」が安置されている。
聖武天皇は、この「打出」と「小槌」を授かってから、
75日目に即位が叶ったと伝えられており、
以来、福を授ける「打出」と「小槌」は、
多くの人々から篤い信仰を、
集めている。
男性は右の掌、女性は左の掌を、
それぞれ「小槌」で叩いて貰うと、
ご利益があると言われる。
因みに、この「打出」と「小槌」は、
『一寸法師』にまつわるものとしても
有名である。
「打出」「小槌」と共に祀られている大黒天は、
天竺渡来の大黒天と伝えられている。
この小槌宮は、福や金運が授かる宮として、
古来より有名である。