広隆寺 太秦殿 入母屋造。 三間二間 本瓦葺。 天保12(1841)年、建立。
◎持田ノ眼◎ 本堂の手前、 向かって右手に位置する。 秦河勝、漢織女、呉織女が祀られている。 江戸時代の幕末期に建立されたもので、 建てられてから、未だ200年にも満たないためか、 ほとんどの多くの人が、この太秦殿の前を、 素通りしている。 しかし、広隆寺の創建に尽力した秦河勝を祀る建物であり、 また、河勝を顕彰する史跡が少ない現状を考えると、 この太秦殿の前で足を止めるのも、 意味あることであろうと思う。