茅の輪
茅の輪
6月晦日には、
正月から6月晦日までの穢れを、
祓い清めると言う「夏越祓」の神事が行われる。
その際、神社の境内には、
茅で作られた大きな輪の「茅の輪」が置かれている。
この「茅の輪」を決められた通りにくぐると、
穢れが落ち、その夏の疫病等のあらゆる禍から
身が守られると伝えられている。
◎持田ノ眼◎
茅の輪をくぐる時には、
「8」の字を描くようにくぐる決まりがある。
またさらに、くぐりながら、
「思う事 皆つきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓へつるかな」
「宮川の 清き流れに 禊せば 祈れることの 叶はぬはなし」
「水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶと言ふなり」
の和歌を唱える。
蘇民将来が牛頭天王から、疫病が流行した際には、
茅の輪を身に付ければ守護されると言われたことに、
因む神事。