西野山古墓
西野山古墓
大正8(1919)年、発掘調査を実施。
昭和48(1973)年、坂上田村麻呂の真墓とする説が出される。
平成19(2007)年、坂上田村麻呂の真墓説が有力となる。
◎持田ノ眼◎
大正8(1919)年に、
この地で木棺が発見された。
そこで詳細な調査が実施された結果、木棺の中から、
「金装大刀」「金銀平脱双鳳文鏡」「硯」「鉄板(墓碑か)」等が
出土し、現在、それらの出土品は、国宝に指定されている。
ところが、その後、
西野山古墓の正しい位置が不明となり、
現在は発掘調査が行われた場所近くに、
石碑が建てられている。
とは言え、この石碑に近くに、
西野山古墓は確実に存在しているのである。
この西野山古墓は、
道幅が狭い割に交通量が多い滑石街道の
まるでサーキットのようなヘアピンカーブに面して位置しており、
とても歩いて行ける場所でないのが、
惜しまれる。