萬福寺 西方丈(重要文化財) 禅宗様式。 単層入母屋造。 桟瓦葺。 寛文元(1661)年、建立。
◎持田ノ眼◎ この西方丈は、 法堂の北側に位置している。 しかし、伽藍は南向きと言う大前提があるために、 「西方丈」と呼ばれている。 萬福寺の伽藍の中で、 総門と共に最も早い時期に 建立された建物である。 この西方丈の奥には、 徳川幕府歴代将軍を祀る 威徳殿がある。 境内の一番奥まったところにあるので、 この西方丈辺りまで来ると、静寂さと清廉さに、 心が洗われるようである。