勝持寺(花の寺) 鏡石 保延6(1140)年、西行(佐藤義清)、出家。
◎持田ノ眼◎ 不動堂の下に位置する。 西行が仏門に入るために、 頭を丸める際、自らの姿を映したとされる石。 今では周囲もすっかり苔むして、 遠い時間の遥か彼方の出来事のようであるが、 この場所で、西行が俗世との決別を覚悟したと思うと、 感慨深いものがある。 現代では、参詣者の心を映す鏡として、 存在しているのかも知れない。