萬福寺 三門(重要文化財) 禅宗様式。 重層入母屋造。 本瓦葺。 三間三戸。 延宝6(1678)年、建立。
◎持田ノ眼◎ 総門から入って、 右手に放生池を眺めながら境内に進み、 突き当たりを右に折れた先の左側に位置する。 中国風を意識した造りとなっている三門で、 重層部の屋根中央に宝珠が配置されている等、 他の禅宗様式の三門とは、 少し趣が違っている。 また五間三戸の三門が多い中で、 三間三戸と言う数字であるこの三門は、 いささか小さいのではと考えるが、実際に目にすると、 実に威風堂々たる三門である。