神護寺 楼門 三間一戸。 桟瓦葺。 元和9(1623)年、再建。 この楼門に安置されている二天像は、 鎌倉時代のものである。
◎持田ノ眼◎ 清滝川から急な参道を登り、 さらに硯石から石段を登り詰めたところに、 この楼門は建っている。 この楼門の細部には、 「雲に輪宝」や「雲に五鈷」等の 意匠が施された彫刻がなされており、 この楼門から内側が真言密教の世界であることを、 示しているようである。 また秋の紅葉の季節になると、 絵巻のような表情を、 見せてくれる。