四天王寺 五重塔
四天王寺 五重塔
三間五重塔婆。
鉄筋コンクリート。
創建以来、何度も焼失と倒壊を繰り返し、
江戸時代の文化9(1812)年に再建された塔も
昭和9(1934)年9月21日、第一室戸台風により倒壊。
昭和14(1939)年、再建。
昭和20(1945)年、米軍による「大阪大空襲」により焼失。
昭和34(1959)年、再建。
◎持田ノ眼◎
四天王寺の象徴とも言うべき存在である。
自然災害や戦争等によって失われ、
現在の五重塔は鉄筋コンクリートとなっている。
内部はスリッパに履き替えて、
上部の方へと昇れるようになっている。
外観で言うと上部五重目だけは二間となっていて、
これは法隆寺の塔を模したものと言われる。
なおこの五重塔自体は海竜王寺の五重小塔を、
モデルにしたと伝えられている。
全体に飛鳥時代の創建当初の姿を、強く意識して、
復興されたものである。