萬福寺 総門(重要文化財) 本瓦葺。 三間一戸。 寛文元(1661)年、建立。 元禄6(1693)年に改めて 現在の総門を建立。
◎持田ノ眼◎ 「第一義門」とも呼ばれる。 中央部が高く両脇が低い姿が、 まさに中国風の趣を感じさせる門である。 この総門の屋根の上に 乗っているのは「鯱」ではなく、 「摩伽羅(マカラ)」と呼ばれる伝説上の 生き物であるのが興味深い。 この総門をくぐれば、そこは日本とは違う中国風の 禅宗世界が広がっているのである。