南禅寺 勅使門(重要文化財) 桃山様式。 一間一戸。 四脚門。 桧皮葺。 寛永18(1641)年、明正天皇より、 京都御所の「日御門」を勅使門として下賜される。
◎持田ノ眼◎ この勅使門は、 京都御所の日御門であっただけに、 立派な格式と様式を備えた美しい門である。 しかし、南禅寺を訪れた人に、 あまり印象として残らないのは、 この勅使門のまん前が大型観光バス専用の 殺風景な駐車場になっている事情が大きいと思われる。 そのためにこの勅使門が持つ肝心の表部分の 彫刻等の意匠を見ることが出来ないのが残念である。