京都御所 承明門 本瓦葺。 元は平安宮造営に際し、 内裏の内廓南面に造営された正門である。 現在のものは、 徳川幕府によって、 寛政年間(1789〜1801)に 復興造営されたもの。
◎持田ノ眼◎ 紫宸殿の南面に位置している。 寛政年間の造営では、 古式に則り、絵巻物を参考にして、 造営されたと伝えられている。 そのために朱色が鮮やかで、 左右の廻廊と共に中国風に 造られているのが 特徴である。 これは紫宸殿等が、 日本的な建築様式であることと 極めて対照的である。