園城寺(三井寺) 食堂(重要文化財) 別名「釈迦堂」。 七間四間。 入母屋造。 本瓦葺。 造営年代は不詳であるが、 室町時代頃のものと考えられており、 御所の清涼殿を移築したものとも 伝えられている。 明治45(1912=大正元)年2月、 重要文化財指定。
◎持田ノ眼◎ この食堂は、 仁王門を通り境内に入ると すぐ右手に見える。 清涼殿を移したものと 伝えられるだけの建物であって 落ち着いた佇まいを見せる。 江戸時代の文政期に 取り付けられたと言う唐破風に、 寺院の堂宇らしさが漂う。