仁和寺 仁王門
仁和寺 仁王門(重要文化財)
「二王門」とも書かれる。
重層入母屋造。
五間三戸。
本瓦葺。
寛永14(1637)年頃、
徳川幕府によって復興造営開始。
正保元(1644)年頃、落慶。
◎持田ノ眼◎
別名は「南大門」。
この門は境内の南面に位置し、
その巨大さで見る者を圧倒する。
また同じ巨大三門でも、
東福寺や妙心寺等の三門とは
受ける印象がかなり違う。
それは、この仁王門の建築様式が、
和様式であることが大きい。
これは、仁和寺の創建された
平安時代を意識して再建されたためとも
言われる。
従って、この仁王門は、
その大きさに圧倒されつつも、
一種の雅さを強く感じ取れるのが
大きな特徴である。