石山寺 硅灰岩(天然記念物) 石山の由来とも言われるもので、 石灰岩と花崗岩がぶつかりあった 熱作用によって形成される岩のことで ここまで大きなものは珍しいと言う。 大正11(1921)年、天然記念物。
◎持田ノ眼◎ 多宝塔へと登る通路に 壁のように存在する硅灰岩は、 圧倒的な存在である。 それは人類誕生以前の往古の歴史を 感じる瞬間でもある。 神秘的な風景の中に、 石山寺の堂宇を見る時、 得も知れぬ荘厳さを深く感じる。 そこから山号に「石光山」、 そして寺号に「石山寺」と名付けられた 真の意味が伝わって来るかの ようである。