広隆寺 講堂
広隆寺 講堂(重要文化財)
寄棟造。
五間四間
本瓦葺。
永万元(1165)年、
勅命を受けた藤原信頼によって
広隆寺が復興された際に建立される。
永禄8(1565)年、修築を受けて、
桧皮葺から本瓦葺となる。
内部には、阿弥陀如来坐像(国宝)、
地蔵菩薩坐像(重要文化財)、
虚空菩薩坐像(重要文化財)を
安置する。
◎持田ノ眼◎
三条通に面した三門を入ると、
すぐ目に飛び込んで来る建物である。
この講堂は広隆寺の境内の建築物では
一番最古の建物である。
外観は花頭窓など
永禄8年の修築の影響が顕著で
平安時代以来の様式をあまり見せていない。
一方、内部の内陣部分は、
「二重虹梁蟇股式」と呼ばれる
創建時の建築様式が残されていて、
平安時代の面影を残している。