仁和寺 菅公腰掛石
仁和寺 菅公腰掛石
延喜元(901)年、
菅原道真、大宰府へ左遷。
この左遷に際し道真は、
宇多法皇に対面して醍醐天皇への
とりなしを依頼しようとしたものの、
法皇が修法中だったために
この石に座り待ったと言う。
石の上の不動仏は「水掛不動」で、
かつて京に大洪水が発生した時には、
一条戻橋の下まで流されてしまったが、
「仁和寺に戻りたい」との夢告があり、
再び仁和寺に無事に安置され
現在に至っている。
◎持田ノ眼◎
御影堂の東側に位置する。
菅原道真が左遷されて後に、
この「菅公腰掛石」の傍から、
澄み渡った水が湧き出るようになり、
現在まで涸れたことがない
と伝えられる。
現在では学問成就にご利益があるとして、
参拝する人が後を絶たない。