東福寺 十三重石塔(重要文化財) 南北朝時代。 康永2(1343)年頃に、 造営されたものと伝えられる。
◎持田ノ眼◎ 境内東側にある五社成就宮の傍らに位置する。 この十三重石塔は、多重石塔として 日本でも一、二を競う美しさを称えられている。 遠くから眺めて感じるバランスの取れた美しさと、 近くで見る精緻な造りの格狭間の美しさは、 特筆すべきものである。 鎌倉時代から南北朝時代にかけて 作られた数多くの十三重石塔を代表し、 その時代の頂点を極めた 十三重石塔と言える。