妙心寺 庫裡(重要文化財) 単層。 切妻造。 本瓦葺 承応2(1653)年、建立。 最初は柿葺であったが瓦葺に 改修されたと言う。
◎持田ノ眼◎ 法堂の北に位置する。 妙心寺の庫裡は、 他の寺院の庫裡と比べて 大きな庫裡となっている。 内部の土間には、 大きな竈が6個据え付けられている。 その竈から立ち上る炊飯の湯気を、 外に逃がす櫓煙出しが目を引く。 庫裡としての実用的な面だけでなく、 木造建築物としての美しさを 持ち合わせた庫裡である。