教王護国寺(東寺) 食堂
教王護国寺(東寺) 食堂
入母屋造。
本瓦葺。
最初の創建年代は不明。
寛平7(895)年、
千手観音像、四天王像が造立され、
食堂内に安置され、以後、食堂は、
「千手堂」とも呼ばれる。
◎持田ノ眼◎
「じきどう」と読む。
もとは僧侶たちが法事等の際、
食事に使うために建立された建物。
建武3(1336)年には後醍醐天皇に
叛旗を翻し上洛した足利尊氏が、
宿舎として使用した。
昭和になって焼失するが、
堂内の千手観音像は運び出され無事で、
現在、宝物館に安置されている。
その千手観音像に代わって、
十一面観音像が堂内に
安置されている。
講堂の北側に位置し、
この食堂は拝観料無しで、
参拝出来る。