東福寺 月下門
東福寺 月下門(重要文化財)
鎌倉時代。
四脚門。
桧皮葺。
かつて亀山上皇が、
一条実経の常楽庵建立に際し
御所にあった月華門を下賜されたもので、
別名「月華門」とも呼ばれる。
普門院の総門。
◎持田ノ眼◎
この月下門は、
通常、東福寺へ訪れる際には、
臥雲橋の手前に位置していることになる。
このために多くの人が、
臥雲橋から眺める通天橋に
気を取られてしまい、この月下門を、
見落としがちである。
また東福寺境内から見た場合も、
一番西の奥まったところにあるために、
やはり見落とされがちである。
かつて瓦葺と、
なっていた時期もあるが、
桧皮葺に改められたことで、
鎌倉時代の御所にあった当時の姿が
再現されている。