大阪城(大坂城) 乾櫓(重要文化財) 元和6(1620)年、 小堀遠州が建築の指揮を執り、 江戸幕府によって建設された二層の櫓。 西ノ丸北西(乾の方角)に位置し、 比類無き格段の防御度を誇る 隈櫓である。
◎持田ノ眼◎ この乾櫓の特徴は、 L字になった極めて珍しい外観であり、 複雑に入り組んだ屋根が何とも言えない 美しさを見せる。 また、内部も一階部と二階部の 間取りも、その大きさも全く同じという 特徴を持つ。 三方面に睨みが効く構造で、 要塞とも呼べる櫓である。