京都御所 県井 「県井」の名は かつてこの井戸の周辺に、 「県宮」と呼ばれる神社があり、 地方での出世を願う役人たちがこの井戸の水で 身を清めたことに因むと言われている。 やがてこの地に一条家の邸宅が建ち、 昭憲皇太后(明治天皇皇后)が誕生された時には、 この井戸の水を「産湯」として 使ったと伝えられる。
◎持田ノ眼◎ 京都御苑の乾御門と 中立売御門の中間に位置する。 周囲は鬱蒼と木々が茂っており、 昼間でも薄暗い。 かつては京都でも一、二を競う 名水であったと言われるが現在ではその水も すっかり枯れてしまっている。