大阪城(大坂城) 千貫櫓(重要文化財) 元和6(1620)年、 小堀遠州が建築の指揮を執り、 江戸幕府によって建設された二層の櫓。 後の解体修理により 元和6年9月13日から櫓本体の 建設が開始されたと判明している。 二ノ丸西南に位置し、 多聞櫓と連動し大手門の防衛にあたる櫓。
◎持田ノ眼◎ かつて石山本願寺にあった櫓が、 あまりの難攻不落ぶりだったために、 当時、石山本願寺を攻撃していた織田軍内部から、 「あの櫓を攻め落とすことが出来るのならば、 千貫くれてやっても惜しくない」と言われたほどの 堅牢な櫓であったことに因み この名が付けられた。 大手門側から見ると、 大阪城(大坂城)の顔とも言える存在で、 その白壁の美しさと巨大さは、 見る者を圧倒する。