大阪城(大坂城) 謎の穴 六番櫓脇の石垣に、 石材一個分ほどの空洞が存在している。 一説では天守閣や本丸等の下へ続く 「抜け穴」ではないかとも言われているが、 はっきりとしたことは不明である。 この謎の穴の存在が発見されたのは、 昭和34(1959)年のことである。
◎持田ノ眼◎ 「抜け穴」となると 豊臣秀吉が築き上げた大坂城の 秘密防衛施設の一部と考えがちであるが、 この石垣は徳川幕府が寛永5(1628)年頃に 築造したもの。 南外堀の対岸から見るとはっきりとわかる。