妙心寺 浴室(重要文化財) 本瓦葺。 切妻造。 五間六面。 正面の大きな唐破風に、 江戸時代初期頃の建築様式の 特徴が見られる。 明暦2(1656)年建立。
◎持田ノ眼◎ この浴室は別名「明智風呂」とも呼ばれる。 その由来は天正15(1587)年に、 明智光秀の叔父である密宗によって、 この浴室が「光秀供養」のために、 寄進されたためであるという。 なお現在の浴室は明暦2年に、 再興されたものと伝えられる。