妙心寺 三門(重要文化財) 禅宗様式。 重層入母屋造。本瓦葺。 五間三戸。 毎年6月18日には、 二階で「懺法会」が行われる。 慶長4(1599)年建立。
◎持田ノ眼◎ 妙心寺の南総門から入ると、 まずこの朱色も鮮やかな三門が、 目に飛び込んで来る。 この三門も観光では、 さほど注目されないのが非常に残念。 建立されたのが慶長4年であるから、 安土桃山時代の建築技術の粋が結集されており、 さらには『関ヶ原合戦』の前年の緊迫感が 伝わって来るかのようである。 また知る人ぞ知るというものとして、 縁下の四隅に配置されている 「獅子頭」が注目である。