教王護国寺(東寺) 五重塔
教王護国寺(東寺) 五重塔(国宝)
三間五重塔婆。
本瓦葺。
天長3(826)年、建立開始。
承和2(835)年、落慶法要。
天喜3(1055)年、焼失。
文永7(1270)年、焼失。
永禄6(1563)年、焼失。
寛永12(1635)年、焼失。
この他にも落雷などの被害を、
何度も受けている。
寛永18(1641)年、再建開始。
寛永21(1644)年、建立。
◎持田ノ眼◎
現在の五重塔は、
徳川家光の命で徳川幕府によって、
再建されたもので高さは約55.7メートルで、
日本一の高さを誇る。
また五重塔は境内に一基のみで、
これは興福寺と同じである。
初重内部では、
両界曼荼羅を描いた四天柱間に、
須弥壇が設置され金剛界四仏や菩薩像を安置し、
密教世界が作り出されている。