興福寺 北円堂(国宝) 八角円堂。
◎持田ノ眼◎ 養老5(721)年、 元明太上天皇と元正天皇の発願で。 藤原不比等の供養のために建立されたもので、 当時は「西院円堂」などと呼ばれていた。 永承4(1049)年に焼失、 寛治6(1092)年復興される。 治承4(1180)年、平重衡の兵火により焼失。 承元4(1210)年前後に復興される。 土壇部分は奈良時代のもので、 鎌倉時代に行われた復興は創建当初の姿を 復元したものであると見られる。 本尊は運慶作の弥勒仏座像。