東大寺 南大門(国宝) 正治元(1190)年、再建。
◎持田ノ眼◎ 治承4(1180)年に焼失。 現在のものは正治元(1190)年に再建されたもの。 重層入母屋造で東西五間南北三間である。 建築様式は重源と陳和卿により、 限られた予算と日時での完成を目的に、 当時の最先端の工法であった「大仏様」 (以前は「天竺様」と呼称)が用いられた。 門の真下から見上げれば、 南大門における「大仏様」の特徴である 屋根裏まで高く伸びる列柱とそれに交わる 「貫」「挿肘木」等が見ることが出来る。