八坂神社 忠盛灯篭 石灯籠。
◎持田ノ眼◎ 白河上皇が雨の降りしきる闇夜に 祇園女御のもとへお通いになる時のこと。 平忠盛が上皇のお供をしていると突如として 怪しげな鬼が闇に浮かび上がった。 上皇は即ちに忠盛に対して 鬼を討ち取るようにお命じになられたが、 忠盛はこの鬼の正体が実は灯篭に明りをつけに やって来ただけの祇園の社僧と見破ったという。 町衆は忠盛のこの勇気と 思慮の深いことに感じ入ったという。 この灯篭はその時のものという伝説を持つ。