祇園祭の前祭に巡行する山。
神功皇后の朝鮮征伐に因む山。
神功皇后が朝鮮征伐に出陣した際、肥前国松浦で、魚を釣って戦勝を占ったことに因み、かつては、「あいわい山」、「鮎祝山」と呼ばれていたとも言う。
【ご利益】
神功皇后に因み安産守護に関する腹帯等が授与される。
【歴史】
宝永7(1710)年、朱傘を使用する。
天保2(1831)年、一番水引、二番水引を新調。
江戸時代の各大火でも大きな被害は出なかった。
昭和60(1985)年、胴掛「天橋立図」を復元新調する。
昭和62(1987)年、胴掛「松島図」を復元新調する。
平成3(1991)年、前掛を復元新調する。
【御神体人形】
御神体人形は、神功皇后。巡行では、釣竿を持ち、鮎を釣り上げている。また、朝鮮征伐に向かうための太刀を携える。
【真松】
真松。
【胴組】
胴組。
【水引】
一番水引。
一番水引は、「三十六歌仙図肉入」刺繍。その下に二番水引が配される。
【前掛】
前掛は、「宮島」綴織。
【胴掛】
胴掛は「松島」と「天橋立」の綴織。
【見送】
見送は、「双龍宝尽額牡丹鳳凰文図」綴織。他に「鳳凰牡丹円紋」綴織、「富士山」綴織も所有。これらの内、「鳳凰牡丹円紋」綴織は、1400年代頃(1700年代とも)の明のもので、世界中で現存する完全な形の明の綴織は、この作品のみとされているもの。
【懸装品】
懸装品。復元新調された胴掛等。
【授与品】
【日程】
7月13日、鉾建て。
7月16日、宵山。
7月17日、巡行。
京都市中京区錦小路通烏丸西入ル占出山町。
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