(長刀鉾)
(長刀鉾)
祇園祭の前祭に巡行する鉾。
鉾頭に三条小鍛冶宗近が製作した大長刀を付けたことに因む。
【歴史】
明応9(1500)年、籤定で一番。
大永2(1521)年、鉾頭の長刀を三条長吉が製作したものと交換。
延宝2(1674)年、鉾頭の長刀を和泉守来金道が製作したものと交換。
宝暦5(1755)年、下水引を現在のものに新調。
文政4(1821)年、二番水引を現在のものに新調。
文政11(1828)年、大屋根を新調。
文政13(1830)年、石持を新調。
天保7(1836)年、天水引、欄縁を新調。
天保8(1837)年、鉾頭の長刀を竹に交換。見送を現在のものに新調。
昭和61(1986)年、真木を復元新調する。
平成25(2013)年、胴掛「孔雀柄」が新調される。
平成26(2014)年、欄縁の四本柱を新調。
【胴組】
(胴組)
胴組。
【鉾頭】
(鉾頭)
三条小鍛冶宗近の鉾頭は、室町時代に、三条長吉の長刀に交換され、江戸時代に入ると、和泉守来金道の長刀に交換、さらに、幕末になって、竹光へと交換された。鉾頭の長刀の刃先は、祭の期間中、京都御所と八坂神社に向かないよう南向きになっている。
【天王人形】
(天王人形「和泉小次郎親衡」)
(天王人形「和泉小次郎親衡」)
(天王台)
天王人形は、和泉小次郎親衡。親衡は、信濃国の人で、北条時政が源頼家を幽閉した際、北条氏に対して反旗を翻した人物。
【真木と吹き散り】
(真木)
(吹き散り)
真木と吹き散り。
【榊】
(榊)
榊。
【大屋根】
(天水引)
大屋根は、切妻造で箱棟を載せる。天井は格天井で、それを「赤地錦五彩雲」刺繍の天井幕で覆っている。
大鯱。
(大鯱 前方)
(大鯱 後方)
大屋根の前後の破風の直上に大鯱が据えられている。
破風の彫刻。
(「舞楽 厭舞」)
(「小鍛冶宗近」)
大屋根の蟇股に彫刻が施され、前部は「舞楽 厭舞」、後部は「小鍛冶宗近」である。この内、「舞楽 厭舞」は、魔除け、火災除けを意味するものと言う。
(欄縁の四本柱)
欄縁の四本柱は、近年新調されたもの(金具は洗浄し再装飾)。
【白幣】
(長刀鉾 白幣)
白幣。現在巡行に参加する鉾で白幣を用いるのは長刀鉾のみ。
【水引】
天水引。
(天水引)
(天水引)
(天水引)
天水引は、神紋。
下水引。
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
(下水引「麒麟」)
下水引は、「麒麟」刺繍。江戸時代中期のもので、麒麟の目には「玉」が入れられている。狩野派の下絵に、松屋庄兵衛、松屋文右衛門が刺繍したもの。
二番水引。
(二番水引「四神と八果珍実」)
(二番水引「四神と八果珍実」)
(二番水引「四神と八果珍実」)
(二番水引「四神と八果珍実」)
二番水引は、江戸時代中期のもの。四神と八珍果が唐草風花の中に刺繍で散りばめられている。
三番水引。
(三番水引「菱の枠に龍」)
(三番水引「菱の枠に龍」)
三番水引は、菱の枠に龍。
【前掛】
(長刀鉾 前掛)
前掛は、東ペルシャ製の段通。別に、花模様綴織もある。
【胴掛】
胴掛「中国段通」。
(胴掛)
胴掛「梅樹」中国段通。
(胴掛「梅樹図」)
(胴掛「梅樹図」)
(胴掛「梅樹図」)
(胴掛「梅樹図」)
胴掛は、「梅樹」中国段通と「玉取獅子」中国段通の2枚を組み合わせたもの。
胴掛「玉取獅子」中国段通。
(胴掛「玉取獅子図」)
(胴掛「玉取獅子図」)
(胴掛「玉取獅子図」)
(胴掛「玉取獅子図」)
胴掛「孔雀柄」。
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
(胴掛「孔雀柄」)
平成25(2013)年、友禅染(京加賀友禅)で製作された孔雀柄の胴掛が新調される。他にも。別の図案の胴掛を所有している。
【見送り】
江戸時代末期のもの。
【隅房】
(長刀鉾 隅房)
隅房。
【日程】
7月10~12日、鉾建て。
7月12日、曳初め。
7月16日、宵山。
7月17日、巡行。
京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町。