祇園祭の前祭に巡行する山。
鈴鹿明神(瀬織津姫神)を祀る山。
「しづか山」と呼ばれたこともある。
【ご利益】
雷除けと安産のご利益があるとされる。
【歴史】
昭和41(1966)年、前祭と後祭の合併に抗議し居祭として巡行には不参加。
昭和57(1987)年、見送を新調する。
平成13(2001)年、胴掛を新調する。
平成14(2002)年、会所を新しくする。
【御神体人形】
瀬織津姫神は、鈴鹿峠を行き交う人々を襲う鬼を退治した女神。御神体人形は、神面を被っている。鳥居の「鈴鹿山」の文字は明治時代の京都府知事槇村正直の筆に依るもの。
【前掛】
前掛は、「黄砂の道」綴織。
【胴掛】
胴掛「桜図」。
胴掛「紅葉図」。
胴掛は、「桜図」綴織、「紅葉図」綴織が使われる。他に「百仙人図」綴織を所有。
【後掛】
後掛は、「群禽譜」。
【見送】
見送は、「飛龍波濤文」綴織、「牡丹鳳凰文」刺繍、「ハワイの蘭花図」綴織を所有。
【装飾金具等】
欄縁は、昭和12(1937)年に作られたもの。この欄縁があるため、水引を使われなくなった。
【日程】
7月13日、山建て。
7月16日、宵山。
7月17日、巡行。
京都市下京区綾小路通室町西入ル善長寺町。